ジムニー違法カスタムが横行?
2023年11月14日、北海道札幌で起きた幼稚園児に直撃した事故。ジムニーからタイヤが脱落したことが報じられた。事故車両はワイドスペーサーを使用した個体で、軽自動車ナンバーにもかかわらずオーバーフェンダーが装着されていたとの情報も。
リフトアップにオーバーフェンダー
ジムニーはカスタムの幅が広く、リフトアップやタイヤ交換など多くの改造が可能だ。ただし、車両の設計は軽自動車規格に合致するようになっており、その規格を超えた改造は道路運送車両法に違反することになる。
一部のオーナーは「ハミタイ(タイヤがはみ出すこと)」を追求し、大幅にタイヤをはみ出す改造やオーバーフェンダーの装着を行っている。これは法的に問題があり、公道を走行する際には違反行為となる。
純正ジムニー
ジムニー純正のタイヤサイズは175/80R16だが、オフロード愛好家はより性能の高いタイヤを求める傾向にある。185/85R16などのタイヤは基本的に軽自動車規格に適合し、車検にも通るサイズだ。しかし、究極の性能を求めるユーザーはさらに大きなタイヤやホイールスペーサーを選択することもある。
公道を走行する際、軽自動車規格を超えた改造は違法行為であり、これに対する警告は以前から存在した。しかし、SNSの普及によりこのような違法な改造車が目立つようになった。
無法地帯のジムニー界隈
ジムニーオーナーの一部は法的リスクを無視し、警察の取り締まりが緩いとの誤った認識もあるようだ。しかし、軽自動車の規格を逸脱することは、税金逃れに繋がる可能性もあり、軽自動車の恩恵を受けるならばこれを尊重すべきだ。
ジムニーは軽自動車規格であることから、その恩恵をフルに享受することが理想だ。違法改造はどんなクルマに対しても許されないことであり、これが誤解されることなく普及するべき考え方だ。
最後に、ジムニーの歴史を振り返り、「軽免許で乗れる不整地万能車」というコンセプトを持っていたことを思い出そう。公道での安全走行と規格への適合は、ジムニーオーナーとしての責任である。
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