日産自動車が、1988年より製造販売されている高級セダンの「シーマ(CIMA)」がマイナーチェンジされ2017年6月15日に発売開始されました。
今回は、新型CIMAについてご紹介したいと思います。
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車名の由来
スペイン語の「頂上」、「完成」が由来となっているようです。
初代シーマを開発した「三坂泰彦」責任者が、父親からプレゼントされた腕時計が「シーマ」であったため、思い出となったものの名称を付けたとも言われています。
シーマの歴史
初代シーマ(FPY31型)
初代シーマは、1988年から1991年まで製造販売されていました。
トヨタ自動車のクラウンの対抗車として開発されたのがシーマです。
バブル経済真っ只中で、「シーマ現象」を起こしたのです。
シーマ現象の恩恵で、自動車市場が高級志向やバブル経済の勢いもあり一気に活性化されました。
2代目シーマ(FY32型)
2代目シーマは、1991年8月にフルモデルチェンジされ1996年まで製造販売されていました。
初代に比べ、ボディ剛性がアップされ「V型8気筒 DOHC 4,130ccエンジン(VH41DE型)」が搭載されたモンスター高級セダンとして売り出されました。
初代シーマに搭載されていた「エアサス」から「油圧式アクティブサスペンション」へ変更されました。
3代目シーマ(FY33型)
3代目シーマは、1996年から2001年まで製造販売されていました。
2代目シーマのイギリスの高級車を思わせるデザインから3代目では、ドイツの高級車をイメージさせるデザインへと変更されました。
エンジンは、「V8 4.1L VH41DE」、「V6 3L VQ30DET」の2種類がラインナップされました。
4代目シーマ(F50型)
4代目シーマは、2001年から2010年まで製造販売されていました。
歴代シーマの中で、1番長い間販売されたモデルになります。
発売当時では、新開発の「新世代LLクラスプラットフォーム」を採用していました。
またエンジンは、日産車で初搭載となる「V型8気筒DOHC直噴4494ccエンジン」を搭載しました。
オプションで、世界初となる「車線逸脱防止支援システム」を選択することができました。
5代目シーマ(HGY51型)
5代目シーマは、4代目シーマの生産中止から1年9ヶ月後の2012年4月に発売開始されました。
生産は、栃木県で生産されておりシーマ専用の塗装工程では「匠」と呼ばれる熟練工が1台1台特別な工程で塗装されています。
品質チェックをクリアした車両は、栃木工場の工場長の直筆サインが記された「品質検査確認書」が添付されます。
新型シーマのエクステリアは?
日産のすべてを新型シーマに注ぎ込み開発されたました。
高級セダンの頂点へ立つために開発されたため、エクステリアからも高級感が漂っていますね。
フロントからリアまでの洗練されたボディ形状が美しいですね。
ハイブリッドシステム
新型シーマは、「V6 3.5L DOHCエンジン+高性能モーター+リチウムイオンバッテリー」を搭載し、ハイパワー且つ、低燃費になっています。
燃費製のは、15.6km/Lという低燃費を実現しています。
運転状況に応じてエンジンとモーターを切換え効率的な走行を実現する「デュアルクラッチコントロール」を搭載しています。
新型シーマのインテリアは?
VIPをおもてなしするためのインテリアになっているのが分かりますね。
シートは上質なシート素材(セミアニリン本革)を採用しています。
日産らしい高級感を押し出したインテリアデザインになっています。
匠の技とおもてなしの機能を設えた、選ばれた方のための空間です。
グレード別運転席
HYBRID VIP G
内装色:ブラウン
フィニッシャー:銀粉本木目
シート:セミアニリン本革シート
HYBRID VIP
内装色:ブラウン
フィニッシャー:銀粉本木目
シート:セミアニリン本革シート
HYBRID
内装色:ブラック
フィニッシャー:本木目
シート:ネオソフィール、ジャカード織物シート
先進安全装備は?
SAFETY SHIELD(セーフティ・シールド)
新型シーマには、先進安全装備の「SAFETY SHIELD(セーフティ・シールド)」が搭載されています。
セーフティ・シールドとは、クルマの周囲全方向にバリアをはりクルマ周辺に危険要素がないか常時監視するシステムになります。
監視することで、危険要素にクルマを近づけないようサポートしてくれます。
インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)
駐車する際などに、クルマを上から見たような視点で周囲(全方向)を表示します。
また、クルマの周辺で「人などの移動物を検知」するとモニター表示と警告音で注意を促してくれます。
その他の安全機能
- 小学校付近での安全運転ガイド
- 安全運転支援システム(DSSS)
- 高輝度LEDリヤコンビネーションランプ
- アクティブAFS
- サイドターンランプ内蔵電動格納式リモコンカラードドアミラー(ヒーター付)
インテリジェント エマージェンシーブレーキ
最新式のミリ波レーダーで前方を走行する車両と衝突の危険を検知するとモニター表示と警告音で注意で促します。
また緩やかなブレーキで衝突回避操作を運転手に促し衝突回避を支援します。
インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)
最新式のミリ波レーダーで、2台前を走行する車両の車間距離・相対速度を監視します。
乗車車両から見えない前方の状況を察知し、減速が必要と判断した場合にモニター表示と警告音で注意を促します。
インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)/BSW(後側方車両検知警報)
クルマの左右後部に設置されたセンサーで後方を走行する車両を検知し、サイドミラーに表示させます。
車線変更をする際に、隣接レーンに他車が走行していた際にサイドミラー表示と警告音で注意を促します。
インテリジェント LI(前方逸脱防止支援システム)/LDW(車線逸脱警報)
車線逸脱警報(LDW)は、無意識にうちに車線を逸脱しそうになった場合に、警告音とモニター表示で注意を促してくれます。
また車線逸脱防止支援システム(インテリジェンスLI)が、働き走行車線に戻すよう操作を促してくれます。
インテリジェント BUI(後退時衝突防止支援システム)
駐車場などで後退する際に、左右後部に設置されたセンサーで、後退方向を走行する車両を検知し運転手へ注意を促してくれます。
また、アクセルペダルの反力や自動ブレーキなどで運転手へ直感的に注意を促し接触事故から回避を支援してくれます。
インテリジェント ペダル(車間距離維持支援システム)
①追従走行中の先行車が近づいたとき、アクセルペダルを戻すと、システムがなめらかにブレーキをかけて減速します。②ドライバーがアクセルペダルを踏んだままの場合はアクセルペダルを押し戻す方向に力を発生させ、アクセルペダルを戻す操作を支援します。ドライバーがアクセルペダルを戻すと、なめらかにブレーキ制御を行います。③ドライバーによるブレーキ操作が必要だとシステムが判断した場合は、表示と音で警報し、アクセルペダルを押し戻す方向に力を発生させ、アクセルペダルからブレーキペダルへの踏みかえを支援します。④ナビゲーションから前方のカーブ情報を取得。前方のカーブに近づいたとき、アクセルペダルを踏んだままの場合はアクセルペダルを押し戻す方向に力を発生させ、ドライバーがアクセルペダルを戻す操作を支援する世界初*10の機能を追加しました。ドライバーがアクセルペダルを戻すと、なめらかにブレーキ制御を行います。
インテリジェント クルーズコントロール
タイヤ空気圧警報システム(輪位置表示機能付)
タイヤの空気圧をセンサーで監視し、状況をナビゲーションのモニターで確認することができます。
空気圧が不足している場合は、メーターディスプレイに空気圧警告表示が点灯します。
新型シーマの価格は?
CIMA HYBRID VIP G:9,026,640円(税込み)
CIMA HYBRID VIP:8,486,640円(税込み)
CIMA HYBRID:7,946,640円(税込み)
まとめ
今回は、新型シーマのエクステリア、インテリア、安全装備などについてご紹介させて頂きました。
さすが日産を代表とする高級セダンですね。
どの機能も満足度の高いものに仕上がっていますね。
試乗された方などがいれば、コメント欄に書き込みよろしくお願いします。
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