GR GT3 Conceptとは?「レーシングカーそのもの」と呼ばれる理由
GR GT3 Conceptは、2022年の東京オートサロンで初登場したトヨタの次世代GTマシン。
そのデザインは、量産車をベースにしたチューニングカーというより、完全なレーシングカー仕様。
特徴的なのは以下の3点です。
| 特徴 | 内容 | 
|---|---|
| スタイリング | ロングノーズ×ショートデッキ、スワンネックリアウイング採用。空力重視の造形。 | 
| サイズ | 全長4590mm×全幅2040mm×全高1140mmと、ワイド&ローなGTフォルム。 | 
| エンジン構造 | フロントミッド搭載の内燃機関を想定(EVではない)。BEV全盛の今、異彩を放つ存在。 | 
このクルマは「FIA GT3規定」に基づいて開発されており、ル・マンやSUPER GTなどの世界耐久レースに参戦可能なポテンシャルを持っています。
レクサスLFAの再来!?「LFA後継説」が浮上した理由
GR GT3 Conceptの美しいロングノーズシルエット、そして高性能エンジンらしき構造から、「LFA後継車では?」という憶測が噴出。
トヨタがこのモデルを通じて目指すのは、「モータースポーツを起点としたクルマづくり」。
かつてのLFAがそうであったように、「走るために生まれたピュアスポーツ」という哲学がここに再び息づいています。
TGR(TOYOTA GAZOO Racing)は次のようにコメントしています。
「モータースポーツ用の車両を市販化する逆転の発想で、ドライバーファーストのクルマづくりを推進します。」
つまり、LFAが“量産スポーツの頂点”だったように、GR GT3は“レース発・市販行き”という逆のアプローチで誕生するのです。
ロードカー版がついに始動! 富士スピードウェイで「エンジン音」披露

2025年10月10日、「スーパーフォーミュラ」の富士スピードウェイ会場で衝撃の看板が登場。
そこには「2000GT」「LFA」に並び、“GR GT”のロゴを持つ新型車のシルエットが映し出されました。
さらに10月13日配信の「トヨタイムズ」では、そのロードカー版のエンジン音が公開。
耳に残るサウンドは、明らかにV8クラスの自然吸気エンジン。
電動化が主流の今、あえて“エンジンの鼓動”を響かせる姿勢に多くのファンが熱狂しました。
この動きは、2026年1月の東京オートサロンでの正式発表を示唆しているとみられています。
予想されるスペックと特徴一覧
| 項目 | 予想スペック/特徴 | 
|---|---|
| パワートレイン | V8またはV10自然吸気エンジン+電動アシスト | 
| 駆動方式 | FRまたは4WD(電子制御トルク配分) | 
| ボディ構造 | カーボンモノコック+アルミサブフレーム | 
| トランスミッション | シーケンシャル or デュアルクラッチAT | 
| 生産予定地 | 元町工場(LFAと同じ生産ラインの可能性) | 
| 価格帯(予想) | 2500万〜3000万円台 | 
| 発表時期 | 2026年1月 東京オートサロン(予定) | 
GR GT3 Conceptが象徴する「トヨタの本気」

トヨタはBEVやハイブリッドの開発を推進する一方で、「内燃機関の情熱」も捨てていません。
このGR GT3 Conceptは、“エンジンの魂を未来へ残す”象徴的な一台です。
「エンジンを捨てないトヨタ」──
その意志が、このGR GT3 Conceptの轟音に込められています。
今後の発表スケジュールと注目ポイント
- 2025年10月:ジャパンモビリティショー出展(予想)
- 2026年1月:東京オートサロンで正式発表(濃厚)
- 2026年後半:国内発売開始 or 限定販売開始の可能性
まとめ:LFAの魂、再び。次は“GR GT”が世界を震わせる!
「GR GT3 Concept」は、単なるレーシングカーではなく、トヨタ/レクサスが次世代GTカテゴリーに挑むための究極のスーパースポーツ。
LFAの伝説を受け継ぐ“魂の後継車”として、確実に動き出しています。
2026年、再び“あのエンジンサウンド”が公道を震わせる日が待ち遠しいですね。

 
  
  
  
  

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