新型ポルシェマカンの登場
ポルシェが新型マカンを発表し、そのデザインと電動化の進化に注目が集まっています。ポルシェは電動車の普及を進め、2023年のBEV「タイカン」の好調な販売成績を経て、2030年までに新車販売の80％をBEVにするとの野心的な目標を掲げています。
電動化戦略の進捗
2023年に販売された32万221台の中で、BEV「タイカン」の販売台数は前年比17％増の4万629台となり、BEVの割合は12.6％まで達しました。しかし、ポルシェは更なる進化を目指し、2025～26年には「718」シリーズの電動化も計画しています。
新型「マカン」の重要性
「マカン」はポルシェの中でもベストセラーであり、昨年の販売台数は8万7255台、ポルシェの総販売の27％を占める重要なモデルです。
今回の電動版「マカン」は、この重要なモデルにBEVが登場した初の事例として注目を浴びています。
モデルラインナップと性能
新型「マカン」には「マカン4」と「マカン ターボ」の2モデルが登場します。まず、「マカン4」は前後にモーターを搭載した4WDで、システム最高出力は300kW（408ps）、最大トルクは650Nmです。0-100km/hは5.1秒で、最高速度は220km/h。航続距離は95kWh（ネット）のバッテリーで613kmに達します。
一方で、「マカン ターボ」はシステム出力470kW（639ps）、最大トルク1130Nmを誇り、0-100km/hが3.3秒、最高速度は260km/h。航続距離は同じく95kWhのバッテリーで591kmとなっています。
充電能力と未来への期待
「マカン ターボ」は最大270kWの充電能力を誇り、DC急速充電器によって10～80％までを21分以内で完了する能力を持っています。これにより、長距離ドライブでも迅速な充電が可能となります。ポルシェの電動化への積極的な取り組みと、新型「マカン」のパフォーマンスにより、ポルシェファンやEVユーザーからの期待が高まっています。