コンセプトカーが未来のモビリティを切り拓く:ジャパンモビリティショーの魅力的に迫る

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未発売モデルの数々が魅力の最大要因

ジャパンモビリティショー(JMS)2023は、東京モーターショーの前身であるが、大きな違いがあります。それは、クルマだけでなく、あらゆる移動手段が展示対象となったことです。しかし、会場を訪れてみると、既存の自動車メーカーが、市販されていないコンセプトカーやプロトタイプカーを大々的に展示しており、伝統的なモーターショーの雰囲気が前回の東京モーターショー2019よりもさらに濃厚に感じられました。特に自動車オタクの筆者にとっては嬉しいことです。

一般的には、クルマといえば2人乗り以上の四輪乗用車および小型商用車を指しますが、自動車メーカーのブースには未発売車が約40台ほど展示されており、前回の約30台よりも大幅に増加しています。さらに、電動キックスケーターなど最近話題の「特定小型原動機付自転車」に相当する二輪から三輪のタイプも含めれば、その数は一段と増加しています。

JMS/東京モーターショーを主催する日本自動車工業会(自工会)のトップは、前回の2019年と今回の2023年も、トヨタの豊田章男会長(2019年当時は社長)です。トヨタ/レクサスだけでなく、その完全子会社であるダイハツやトヨタ車体も多くのコンセプト/プロトタイプを展示しており、章男会長の意向が大きな影響を与えていることでしょう。ただし、今回の注目点は、自工会全体で危機感を共有しているためか、トヨタ直系メーカー以外も多くの未発売モデルを展示している点です。例えば、日産のコンセプトカーは前回の2台から5台に増加し、ホンダは前回は国内向けの市販確定モデル3台だけを展示していましたが、今回は未発売の四輪車だけで7台(ソニー・ホンダモビリティの「アフィーラ」を含めると8台!)という大幅な増加を見せています。

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展示された未発売車両

JMS2023で展示された未発売車両を「発売秒読みグルマ」、「本気のコンセプトカー」、そして「疑わしいモチーフ」の3つのカテゴリに分類し、その詳細をご紹介いたします。

最初に、「発売秒読みグルマ」を紹介します。このカテゴリでは、特に注目すべきはスズキから登場した「スイフト」と「スペーシア」です。これらの車両は現在はコンセプトカーとして展示されていますが、部品番号がガラスなどに刻まれ、量産試作段階の完成車と言える状態です。年内または年明け早々に発売される可能性が非常に高いと言えます。

次に、トヨタの「IMV 0」は注目の「発売秒読みグルマ」です。外観はコンセプト的ですが、実際には2022年12月にタイで初公開された世界戦略ピックアップトラックです。現在、量産車に近い状態にあり、東南アジア市場向けに発売される見込みです。JMS2023に出展された理由は、量産型の世界初公開に加えて、日本市場での可能性を評価するためでもあるとされています。日本国内での発売は未定ですが、期待を込めて発売確率は非常に高いと言えます。

最後に、ホンダの「クルーズ・オリジン」は、一般販売されないものの、2026年初頭に東京都心部での自動運転タクシーとしての運行を目指す、日本向け量産モデルの試作車です。この意味で、発売確率は100%と言えるでしょう。ただし、モビリティショー開幕直後の10月26日に、GMクルーズとの合弁事業で北米でテスト中の別タイプの自動運転タクシーが衝突事故を起こし、運行停止になったとの報道がありました。実際の展開については不透明な状況が続いており、今後の展開に注目が集まります。

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発売の可能性が高いコンセプトカー

発売が有望視されるコンセプトカーを見てみましょう。次に、展示されたクルマはまだ未完成ですが、発売の可能性が50%以上と見られる「本気のコンセプトカー」に焦点を当てます。

まず、ホンダの「プレリュード コンセプト」は、内装はまだ確認できませんが、ホンダ社長の三部敏宏氏が「現在、鋭意開発を進めています」と発言しており、発売を目指しているとされています。このコンセプトは、2020年代半ば=2年以内に発売される見込みです。現行の「シビック」にはクーペが存在しないため、このコンセプトは北米向けシビック クーペの事実上の後継と見られており、デザインはほぼ確定していると考えられています。

次に、レクサスの電気自動車(BEV)セダン「LF-ZC」もデザインコンセプトのように見えますが、「2026年の市場導入を予定」と発言しており、市販モデルの開発が進行中である可能性が高いと考えられています。同様に、BMWの「ビジョン ノイエクラッセ」も市販モデルが開発中である可能性が高いです。

スズキのBEV「eVX」は、2025年の発売を目指しており、すでに市販モデルに近い状態であると考えられます。また、

今回初めて展示された「eWX」は軽自動車サイズのBEVですが、スズキが「2030年度に向けた成長戦略」で、軽ハイトワゴン型BEVを国内で発売する計画が含まれており、このデザインが実際の市販モデルに近い可能性があります。

その他にも、メルセデスの「コンセプトEQG」は、発売が確実であり、メルセデス自体が公式に発表しています。

トヨタ車体の「グローバルハイエースBEV」も、ホイールベースやプロポーションが既存のグローバルハイエースと似ており、コンセプト風の偽装をしつつ、中身は開発中の試作車そのものと見られています。

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