トヨタ自動車が2023年11月2日に新型の「クラウン(セダン)」を発表し、11月13日に販売を開始することを発表しました。
昨年7月、トヨタは「これからの時代のクラウンらしさ」をテーマに、4つの新しいクラウンモデルを発表しました。これらは、セダンとSUVの要素を融合させた「クロスオーバー」、アグレッシブな走りを提供する「スポーツ」、ショーファーニーズ向けに快適な空間を提供する「セダン」、そして大人向けの雰囲気を持つSUVである「エステート」です。
新型のセダンは、クロスオーバーとスポーツに続くクラウンの新型モデルとして登場し、快適な乗り心地と高品質な走りを提供しつつ、ショーファーニーズ向けのくつろぎの空間を提供することを特徴としています。このモデルは「ニューフォーマル」という新しい価値観を追求し、正統派セダンを再定義するスタイルを採用しており、「セダン再発見」を感じさせるクルマとなっています。
新型クラウンのデザインは、オーソドックスなセダンとは異なり、新たな価値を提供することを目指しています。ホイールベースが3メートルに設定され、後席のスペースが広がり、足元のスペースも充実しており、乗り降りがスムーズに行えるよう工夫されています。
さらに、新型クラウンには水素社会の実現に向けて、燃料電池車(FCEV)が新たに導入されています。これにより、電動車の普及とカーボンニュートラルの実現に貢献することが期待されています。価格はFCEVが830万円、ハイブリッド車(HEV)が730万円となっており、サブスクリプションサービス「KINTO」でも11月9日から利用可能です。
FCEVは走行中にCO2を一切排出せず、静粛性や環境への配慮が高く評価されています。また、短時間での水素充填で約820kmの走行が可能で、力強い加速性能と静粛性を実現しています。
HEVはトヨタ初の2.5リットルマルチステージハイブリッドシステムを搭載し、エンジンと2つのモーターを組み合わせて高い駆動力を提供しています。
また、外部給電システムを備え、電力供給が可能で、車内にもアクセサリーコンセントが備わっており、非常時にも電力を利用できます。
トヨタの新型クラウンは、新しい価値観と環境への取り組みを結びつけたモデルであり、幅広いニーズに応える選択肢を提供します。
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