三菱自動車工業が、製造販売しているキャブオーバートラック及びバンから派生して誕生したミニバン「デリカD:5」がフルモデルチェンジされ、「デリカD:6」が誕生するという情報を入手しました。
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デリカとは?
デリカは、発売当初は小型キャブオーバートラックとして市場へ投入されました。
海外での車名は、「L300」で販売されていました。
元々、商用車でしたがそこから派生して誕生したのが、お馴染みのミニバン「デリカ」になります。
車名の由来
デリカ(DELICA)
デリカの車名は、「デリバリー(Delivery)」と「カー(Car)」が由来となって名付けられました。
スペースギア(SPACE GEAR)
スペースギアは、「室内空間を最大限に有効活用できる車」という単語の意味が由来しています。
D:5(ディーファイブ)
D:5は、「5代目」の「5」と「DELICA」の「D」が由来となって「D:5」と名付けられました。
また、デリカシリーズの大きさを5段階で分けた時に、最もサイズが大きいということで「5」が採用されています。
歴代デリカ
初代デリカコーチ
こちらが、ミニバン仕様のデリカとして誕生した「初代デリカコーチ」になります。
「デリカバン」をベースに開発された、1BOXミニバンで9人乗りになっていました。
こちらのモデルは、1969年から1976年まで製造販売されていました。
2代目デリカスターワゴン
こちらが、「デリカコーチ」がフルモデルチェンジされ誕生した「2代目デリカスターワゴン」になります。
エンジンは、「1.6Lディーゼルエンジン」、「1.8Lディーゼルエンジン」、「2.0Lディーゼルエンジン」、「2.3Lディーゼルエンジン」の4種類がラインナップされていました。
また乗車定員も、「8人乗り」、「9人乗り」、「10人乗り」の3種類設定されていました。
このモデルは、1979年から1986年まで製造販売されていました。
3代目デリカ
こちらが、1986年にフルモデルチェンジされた「3代目デリカ」になります。
全長が異なる2種類が設定され、「標準ボディ」と「ロングボディ」がラインナップされました。
エンジンは、「2.0Lガソリンエンジン」、「2.5Lガソリンエンジン」、「2.5Lディーゼルターボエンジン」がラインナップされました。
また乗車定員も、「7人乗り」、「8人乗り」、「9人乗り」、「10人乗り」の4種類設定されていました。
今までは、「5ナンバー」であったが、このモデルより「3ナンバー」登録になりました。
このモデルは、1986年から1999年まで製造販売されていました。
4代目デリカスペースギア
3代目デリカがフルモデルチェンジされた、4代目デリカの「デリカスペースギア」が誕生しました。
こちらのデリカスペースギアは、「デリカスターワゴン」の後継車種でパジェロをベースに開発され「アウトドア」での使用や「オフロード」走行も楽々こなせる新ジャンルのミニバンとして発売されました。
エンジンは、「3.0L V6ガソリンエンジン」、「2.8Lインタークーラーターボディーゼルエンジン」、「2.4L 直列4気筒エンジン」、「2.5L インタークーラーターボディーゼルエンジン」の4種類がラインナップされていました。
サスペンションには、フロントに「ダブルウィッシュボーン」、リアに「5リンク式コイルスプリング」を採用し走行性能が向上されていました。
このモデルは、1994年から2007年まで製造販売されていました。
5代目デリカD:5
こちらが、「デリカスペースギア」がフルモデルチェンジされて誕生した5代目デリカの「デリカD:5」になります。
他メーカーでは扱わない新ジャンル「SUVミニバン」の「オールラウンダーミニバン」として販売されています。
ボディフレームには、「リブボーンフレーム」が採用され、剛性の高い造りになっています。
エンジンには、「2.4L 直列4気筒DOHC16バルブ(4B12型)」、「2.0L 直列4気筒DOHC16バルブ(4B11型)」、「2.0L 直列4気筒SOHC16バルブ(4J11型)」、「2.2L 直列4気筒DOHC16バルブICターボコモンレールDI-D(4N14型)」がラインナップされています。
サスペンションは、フロントに「マクファーソンストラット式」、リアに「トレーリングアーム式マルチリンク」が採用されています。
2017年4月には、特別仕様車「ACTIVE GEAR」が発表さています。
このモデルは、2007年より現在の製造販売されています。
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