海外向け高速道路向け高度道路交通システム(ITS)初納入!!
ついに3月10日運用開始
ベトナム高速道路公社(Vietnam Expressway Corporation)は、東芝製ハイウェイ向け高度道路交通システム(ITS)を導入した。運用は2017年3月10日より開始された。
ハイウェイ向け高度道路交通システム(ITS)の運用開始地域は、ベトナム南北高速道路のホーチミンからゾーザイまでの約55kmの一部の区間で開始した。
今回の導入で運用が開始されたのは、交通管制システムと設備監視システム等、ITSパッケージの一部のみ運用開始された。
今回の導入案件は、日系コンソーシアム(東芝・日立製作所・伊藤忠商事)がVECから受注した案件である。
東芝は、ITS機器の納入担当であった。
主要メンバー
和氣 正秀参事
「海外向けITSシステム研究開発メンバーを中心にプロジェクト体制を構築」
湯原 崇主任
「ベトナム、インド、日本の認識を統一する、運用定義。」
吉田 英聡
「3ヶ国の、高速道路に対する知識や認識の違い」
グエン・ダク・ビン
「海外と日本を行き来、グローバル採用社員も参加」
塚原 結衣
「それぞれの知識をすべてさらけ出すことで、ベストの結論を導き出す」
川見 篤史(Kawami Atsushi)
「情報共有や一体感を持つことの重要性」
現状の問題点・今後の展開
現在、ベトナム南部地域(ホーチミン市を含む)では、経済発展による急激に交通量が増加し渋滞問題が深刻になっている。
ホーチミンとゾーザイ間を結ぶ幹線道路の車両通行量は3,000万台も通行している。
今後も増加する見込みがあるため、今回のシステム導入により、交通渋滞の緩和や物流の効率化が見込まれ貢献できるとのこと。
急速な経済発展を遂げるベトナムでは、ハノイ(首都)の北部方面、ダナンの中部方面、ホーチミンの南部方面を結ぶ南北高速道路(全長1811km)や、その他22路線で約6000kmの高速道路を建設する計画がある。
今後の展開として、東芝は交通管制システムや料金収受システム(ETC)を含んだITSパッケージの提案を行う予定だ。
ベトナムの経済発展を高い効率を持つ道路交通システムの導入を通じて支援していきたい。