LSが生産縮小された理由
田原工場で生産されているLSは、同ラインで LC・IS・LM・NX と混流生産されています。
しかし、2024年の販売台数を見ると、
- LS:約5,000台
- NX:約18万台
と圧倒的な差。
この状況下では、需要の少ないLSを減らし、人気のNXを優先するのは自然な流れです。
セダン離れとリセール低下
LSが苦戦している理由は、世界的な セダン需要の低迷。
- 個人ユーザー → 「RX」「NX」「LX」「GX」などSUVを選ぶ傾向
- 法人ユーザー → 役員車両として「LM」人気が上昇
さらに新車販売の減少が リセールバリューの低下 を招き、ますます購買意欲が薄れてしまうという悪循環に陥っています。
新型LSは登場するのか?

ファンの関心は「次期LSが登場するのか?」という点。
しかし業界関係者によれば、
- 年間販売台数5,000台程度では新開発コストに見合わない
- 新型LSが登場しない可能性も高い
- 登場するなら BEV(電気自動車)化 の可能性
と厳しい見方が出ています。
2023年の「ジャパン・モビリティ・ショー」で公開された LF-ZC が、将来的にLSの後継フラッグシップになる可能性はあるものの、数年以内の市販化は難しい情勢です。
レクサスLSの特徴と現状まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
車種 | レクサス フラッグシップセダン「LS」 |
状況 | 2025年8月現在、受注停止 |
理由 | SUV需要優先、NXなどの人気車種に生産シフト |
販売台数(2024年) | LS:約5,000台 / NX:約18万台 |
法人需要 | 「LM」人気上昇でセダン需要減 |
リセール | 新車販売減 → 低下傾向 |
次期モデルの可能性 | BEV化(LF-ZCが候補)だが市販化は未定 |
まとめ:LSの未来を見守るべき時期
レクサスLSは「セルシオ」時代から数えて35年以上の歴史を誇る名車。
しかし今は、 SUV全盛の時代に押されて存在感を失いつつある のが現実です。
✅ 「次期LSはBEVとして登場するのか?」
✅ 「それともLSの歴史はここで終焉を迎えるのか?」
フラッグシップセダンの動向は、今後も要注目です。
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