アルファードはマレーシアでどれだけ高価?
マレーシアにおけるアルファードの新車価格は54万8000リンギット(約1836万円)からと、日本国内価格(700万円台)の3倍近くに設定されています。この価格だけでも購入者が相当な富裕層であることがわかります。
さらに、街中では黒や白のアルファードが、ショッピングモールのバレーパーキングや5つ星ホテルの正面玄関にずらりと並び、まさに「移動する富の象徴」として目を引きます。
ナンバープレートのステータスとは?
驚くべきは、マレーシアでのナンバープレートの存在意義です。この国では、「777」や「1」などのゾロ目や1桁のナンバーは高額オークションで落札されるシステムがあり、場合によっては数千万円に達することも。
ナンバープレートのヒエラルキー
- 1桁ナンバー:超富裕層。アルファードのオーナーがこのナンバーを装着していれば「桁違いのお金持ち」とみなされます。
- ゾロ目や特定の人気ナンバー:こちらも高額で、プレートの金額が車両価格を超えることも珍しくありません。
- 通常ナンバー:頑張ってアルファードを購入した層が多い印象。
なぜナンバープレートにこだわるのか?
ナンバープレートへの執着心は、富裕層間のステータス争いが背景にあります。高額なプレートを持つことは、自身の財力を視覚的にアピールする手段であり、アルファードやヴェルファイアなどの高級車に装着することで、より一層の注目を集めます。
例えば、アルファードを2000万円で購入し、好きなナンバープレートに3000万円を投じることで、トータル5000万円のパッケージを所有する形になります。日本では考えられないスケール感が東南アジアならではです。
バンコクやジャカルタではさらにレクサスLMが台頭
バンコクやジャカルタでは、アルファード人気が根強いものの、近年では「レクサスLM」への移行が目立っています。LMはアルファードをさらに高級仕様に仕立てたモデルであり、東南アジアの富裕層にとっては「次なるステップ」として支持されています。
まとめ:富裕層の象徴、アルファード&ナンバープレート文化
東南アジアでは、アルファードやヴェルファイアが高級車としての地位を確立する一方、ナンバープレートも含めた「見せる富」の文化が深く根付いています。この現象は単なる車好きの延長ではなく、社会的なステータスや成功を象徴するものとして機能しています。
もし東南アジアでゾロ目や1桁ナンバーのアルファードを見かけたら、それは単なる車ではなく、桁違いの富を背負った「移動する名刺」だと言えるでしょう。
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