防犯カメラに映る犯行の瞬間
今月20日未明、午前0時すぎ、防犯カメラはフードを被った2人組の姿を捉えています。
1人はガレージに入り、車のフロント部分で作業を開始。
その後、車のライトが点灯し、「レクサスLX」が静かにガレージを抜け出し、走り去りました。
この一部始終はわずか数分の出来事で、防犯対策が施された車にもかかわらず、あっという間に盗まれてしまいました。
「ステアリングロック」も突破
被害に遭った男性(57)は、車を施錠したうえで「ステアリングロック」と呼ばれる防犯装置も使用していました。この装置はハンドルを物理的に固定するもので、一般的には車両の移動を防ぐ効果があります。
しかし、今回の犯人たちはこのロックも容易に突破したとみられます。専門知識やツールを駆使した巧妙な手口が推測され、防犯意識が高いオーナーの対策も無力化される結果となりました。
レクサスLXの人気と盗難リスク
レクサスLXは、その高級感とオフロード性能から国内外で高い人気を誇ります。その一方で、車両価格が高額で需要があることから、盗難対象としても狙われやすいモデルです。特に、輸出目的で盗まれるケースが多く報告されています。
警察の注意喚起と地域の状況
東近江警察署によると、このエリアで似たような事案は確認されていません。しかし、今回のように大胆かつ迅速な犯行が行われる可能性があるため、不審な人物や車両を目撃した場合には、速やかな通報を呼びかけています。
盗難防止のための対策
今回の事件を受け、防犯対策の見直しが必要です。以下の方法が推奨されます:
- GPS追跡装置の設置
車両にGPS追跡装置を取り付けることで、万が一盗難に遭った場合でも追跡が可能です。 - 複数の防犯装置を併用
ステアリングロックだけでなく、タイヤロックや防犯用カメラを併用し、犯罪者の手間を増やします。 - 駐車場所の見直し
鍵付きのガレージや防犯カメラのある駐車場を選び、犯行のリスクを減らします。 - イモビライザー搭載車を選ぶ
エンジン始動を制限するイモビライザーが搭載されている車両は、盗難を大幅に防止します。
最後に
「レクサスLX」の盗難事件は、たとえ防犯対策を講じていても、熟練した犯罪者にとっては突破可能であることを示しています。車両オーナーにとって、複数の防犯手段を講じることが重要です。この事件が教訓となり、さらなる対策強化が進むことを期待します。
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