1. ガソリン補助金の縮小:具体的な内容
2022年から継続されてきた「燃料油価格激変緩和補助金」が段階的に縮小されます。
現行制度
- 全国平均価格が 168円以上185円以下の場合:超過分の6割を補助。
- 185円を超えた場合:超過分を全額補助。
変更後の内容
- 2024年12月19日以降:168円~185円以下の場合の補助率が3割に縮小。
- 2025年1月16日以降:185円以下の価格に対する補助は廃止。185円超過分のみ全額補助。
これにより、多くのガソリンスタンドで 5円前後の値上げ が進む見込みです。
2. 暫定税率廃止:長年の課題が動き出す
「ガソリン暫定税率」とは、1リットルあたり25.1円が追加で課税される仕組みで、道路整備のため1973年に一時的に導入されました。しかし、50年以上経過した今も継続されていることから批判がありました。
今回の動き
- 自民、公明、国民民主の3党が暫定税率廃止に合意。
- 具体的な廃止時期
- 自民党:2026年度以降を目標。
- 国民民主党:より早期の廃止を主張。
影響
暫定税率廃止が実現すれば、 ガソリン価格が1リットルあたり25.1円下がる可能性 があります。ただし、財源確保の観点から新たな税制が導入される可能性もあり、完全な値下げ効果は不透明です。
コメント