新型カントリーマンの試乗レポート
筆者はポルトガルで、新世代のMINIカントリーマンに試乗する機会に恵まれました。試乗したのは、エンジン車の「MINIジョンクーパーワークス カントリーマン(JCW)」とピュアEVの「MINIカントリーマン SE ALL4」です。
新型カントリーマンは、先代のクロスオーバーよりもボディが少し大きくなり、ホイールベースも延長されています。実際に見た印象は、スポーティさが強調されたデザインでした。
走行性能とドライブフィール
エンジン車のJCWは、スポーティな「ゴーカート」モードで強力な加速感と鋭いステアリングを楽しめます。特に400Nmのエンジントルクが効いており、しっかりとした足回りも魅力です。
一方、ピュアEVのSE ALL4は前後のモーターで合計494Nmのトルクを発揮し、スムーズな加速を実現しています。異なるパワートレインを持つ2モデルですが、MINI特有のドライブフィールが共通しています。
エクスペリエンスモードとインテリア
新型カントリーマンには「エクスペリエンスモード」が搭載されています。「ゴーカート(スポーツ)」「コア(ノーマル)」「グリーン(エコ)」のドライブモードに加えて、「タイムレス」「バランス」「ビビッド」「パーソナル」「トレイル」といったインフォテイメント用のモードもあり、サウンドや照明が変わるなど、停車中も楽しめる工夫がされています。
価格とスペック
エンジン車の価格は、1.5リッターガソリンの「C」が489万円、2リッターディーゼルの「D」が509万円、2リッターガソリン全輪駆動の「S ALL4」が566万円、そして高性能な「ジョンクーパーワークス(JCW)」が667万円です。
ピュアEVは、シングルモーター前輪駆動の「E」が593万円、ツインモーターの「SE ALL4」が662万円となっています。
MINIカントリーマン ジョンクーパーワークス(JCW)
- ボディサイズ:全長4445×全幅1845×全高1645mm
- ホイールベース:2690mm
- 車両重量:1680kg
- 駆動方式:4WD
- エンジン:直列4気筒DOHCターボ
- 最高出力:317PS(233kW)
- 最大トルク:400Nm
- 価格:667万円
MINIカントリーマン SE ALL4
- ボディサイズ:全長4445×全幅1845×全高1640mm
- ホイールベース:2690mm
- 車両重量:2020kg
- 駆動方式:4WD
- モーター数:2機
- システムトータル最高出力:306PS(225kW)
- システムトータル最大トルク:494Nm
- 一充電走行距離:451km(WLTCモード)
- 価格:662万円
新型カントリーマンは、MINIらしい走行性能と多彩なバリエーションで、幅広いユーザーに楽しさを提供するモデルです。
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