車両盗難のデータ
近年、車両盗難は様々な進化を遂げ、その手口も巧妙化しています。日本損害保険協会の発表によれば、車両盗難のデータからは、トヨタやレクサスなどの人気車種が狙われる傾向が顕著です。特に2022年のランキングでは、1位がランドクルーザー、2位がプリウス、3位がアルファードとなっており、これらの車種が盗難の対象とされています。
新開発のセキュリティ
自動車メーカーは最新の盗難手口に対抗すべく、イモビライザーやその他の盗難対策システムを標準装備していますが、それでも完全に防ぎ切ることは容易ではありません。こうした状況に対処するため、データシステムではトヨタやレクサス向けの「カースティールブロッカーSOS820」を開発し、11月からオートバックス主要店舗で先行発売しています。
カースティールブロッカーSOS820の特徴
この装置は、リレーアタックやCANインベーダーといった最新の盗難手口に対抗し、車両のシステムを騙す手法から車両を守ることができます。取り付け時には車両側への加工は不要であり、外見も変わりません。正規の手段でなければエンジン始動ができず、車内に侵入されても持ち去られることを困難にします。
また、エンジンオフに連動してセキュリティがONになるオートモードや、任意でセキュリティをONにするマニュアルモードを選択できます。更に、自身だけが解除できるセキュリティパスコードを設定することも可能です。この装置は車種別ハーネスと併せて取り付けが必要であり、対応車種にはプリウス、ランドクルーザー、アルファード、レクサスLX、レクサスＲＸなど、盗難ランキング上位の車種も含まれています。
セキュリティ対策が重要
車両盗難は損失だけでなく、大きなストレスや不安をもたらす可能性があります。セキュリティ対策は欠かせない要素であり、最新の技術を駆使して自動車メーカーやサードパーティーが盗難対策を提供しています。自動車所有者は、セキュリティの強化に関する情報を入手し、自身の車両を保護するための対策を検討することが重要です。