カルロス・ゴーン
日産自動車(NISSAN)の取締役会長兼CEOのカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)が、金融商品取引法違反の容疑で逮捕されました。
カルロス・ゴーン会長は、ルノー、日産自動車、三菱自動車工業の株式の相互保有を含む戦略的パートナーシップを統括する立場にあった。
そんな優秀な人材が過ちを犯してしまったのか?
犯してしまった罪は?
罪名は、金融商品取引法違反です。
具体的には、有価証券報告書の虚偽記載にあたるようです。
実際には、大幅に利益を上げていたのにもかかわらず、過少申告した疑いが持たれているとして、任意同行を求められていたという。
上記の取り調べにおいて、金融商品取引法の違反の疑いが強まったとして先程、逮捕されたようです。
金融商品取引法における罰則
金融商品取引法では、ルール違反は割に合わないという規律を確立し、金融商品取引法令の実効性を確保することを目的に、有価証券届出書や有価証券報告書等の虚偽記載・インサイダー取引に関する罰則が強化されました。
金融商品取引法では、法に定めるルールに違反した場合、以下のような罰則が科せられます。第一に最も重い罰則として『刑事罰』、第二に、主に金融商品取引業者に対して科せられる『行政処分』、第三に行政処分として金銭的な負担を課する『課徴金制度』があります。更に、害者が民事上の救済を求める場合には、『民事責任追及における救済措置』が定められています。
今回の事案では、課徴金制度による金銭負担になると思われます。
但し、内容が悪質であった場合は、行政処分や刑罰に該当してしまう恐れもあるようです。
ゴーン会長退任か?
今回の金融商品取引法違反での責任をとって、日産自動車の会長兼CEOを退任する可能性もあります。
最新情報が入り次第、続報としてお伝えします。
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