Audi(アウディ)
ドイツを代表する高級自動車メーカーのアウディ(Audi)が、仮想通貨でお馴染みのブロックチェーン技術(Blockchain)を試験運用しているようです。
アウディは、現在、フォルクスワーゲン(Volkswagen)の傘下に属しています。
アウディの創業者は、アウグスト・ホルヒ氏が、1909年に創業しました。
アウグスト・ホルヒ氏は、元々、メルセデスベンツの工場長として活躍した後、独立しました。
ブロックチェーンとは
ブロックチェーン(Blockchain)とは、日本語で、分散型台帳技術といいます。
最近では、ビットコインやイーサリアム、ネムコインなどの仮想通貨で使用されている技術としてよくニュースなどで耳にする機会があると思います。
仮想通貨ブーム自体は、現在バブル崩壊とも言われ低迷期にありますが、ブロックチェーン技術については、様々な業界で取り入れられるようになってきています。
開発者は、サトシ・ナカモト氏と言われる人物が論文を発表し、その論文を応用して開発されたのが、現在あるブロックチェーンとなっています。
特徴としては、データ(ブロック)を一定期間ごとに生成し、鎖(チェーン)で連結していくという仕組みになっています。
その連結したブロックチェーンを、インターネット上でデータを保管し、監視できるようになっています。
2018年1月26日に発生した、日本国内の大手仮想通貨取引業者「コインチェック(Coin Check)」でのネムコインの大規模盗難事件でも、このブロックチェーン技術が活かされ、盗難ネムの追跡がされていました。
本日のニュースでは、コインチェックが、マネック証券に買収されるという報道もありました。
もし、これから仮想通貨の取引をされる方がいるようであれば、ビットフライヤー(bitFlyer)やザイフ(Zaif)がおすすめですよ。
それでは、本題についてご紹介したいと思います。
アウディのブロックチェーン活用
アウディは、現在、金融システムや物流システムのブロックチェーンを試験的に運用しています。
ブロックチェーン技術を使用することで、世界中のサプライチェーンとの安全性や透明性を高める目的で試験されています。
昨年に、IBM社のブロックチェーン技術の「ハイパーレッジャー・ファブリック(Hyperledger Fabric)」を試験運用し成功しています。
その成功事例を基に、独自で開発したブロックチェーン技術を試験運用しているとのことです。
アレキサンダー・ディトマイヤー氏のコメント
アウディ社の財務責任者のアレキサンダー・ディトマイヤー氏にコメントによると、「ブロックチェーンは製造業の企業の経営に変革をもたらし、新しい可能性を生み出す力がある」とコメントしています。
また、「アウディが近い将来、仮想通貨を支払い方法として利用する可能性が高い」とも述べています。
まとめ
世間では、仮想通貨のバブルが崩壊したとも言われていますが、ブロックチェーン技術は将来的に実用される技術になるようです。
また、バブルが崩壊したとしても、仮想通貨は生き残りを図り、実用的な仮想通貨のみが残ると考えています。
アウディも仮想通貨払いを検討しているとのことで将来性を感じます。
アウディ社以外にも、メルセデスベンツやポルシェ、BMWなどもブロックチェーン技術を試験運用していると公式発表しています。
日本国内自動車メーカーでは、トヨタ自動車(TOYOTA)が、イーサリアムに投資し、ブロックチェーン技術を導入するか検討しているようです。
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