冬タイヤの準備は出来ていますか?
前回に引き続き、スタッドレスタイヤで最もシャア率の高いブリヂストンタイヤのBLIZZAK VRXとBLIZZAK VRX2の違いについてご紹介したいと思います。
あわせて読みたいスタッドレスタイヤに関する記事はこちら
冬シーズン到来!スタッドレスタイヤはブリザック派?アイスガード派?
BLIZZAK VRX
概要
BLIZZAK VRX(ブリザックVRX)は、1988年にブリヂストンタイヤより発売されたマルチコンパウンドという発泡ゴムを使用し開発されたスタッドレスタイヤになります。
主な特徴
アクティブ発泡ゴム
現在は、アクティブ発泡ゴムが使用されており、タイヤの水路を親水性の素材でコーティングされ、滑りの原因となる水膜を除去する設計になっています。
従来品のREVO GZと比較し、氷上ブレーキ性能が10%向上、ウェットブレーキ性能10%向上しているのが特徴となります。
非対称パタン構造
左右非対称のパタン仕様になっており、REVO GZと比較し、路面の雪や氷をしっかりと掴む構造となっており路面に接地するよう設計されています。
また、V字ブロックのパタン構造になっていることで、しっかりと路面を捕らえるようになっています。
マルチグルーブといわれる強いグリップ力を発揮する技術を採用しています。
非対称サイド形状
左右非対称のサイド形状を採用しており、直線走行時の安定性が向上しており、積雪路面だけではなく、乾いた路面でも安心して走行できるよう造り込まれています。
また、左右非対称サイド形状を採用することで、ふらつきを抑制することができ快適な乗り心地を実現することが可能となっています。
低燃費性能
BLIZZAK VRXは、REVO GZに比べ、転がり抵抗が10%低減されており、スタッドレスタイヤの中で、低燃費タイヤの位置づけとなっており家計に優しいスタッドレスタイヤとなっています。
BLIZZAK VRX2
BLIZZAK VRX2(ブリザックVRX2)は、現在も並行販売されているブリザックVRXを進化させたモデルとなっており、2017年に発売されたばかりの最新スタッドレスタイヤです。
概要
ブリヂストンタイヤから発売されたスタッドレスタイヤの中で、現時点で最高傑作となるモデルが、ブリザックVRX2になります。
様々な使用環境に対応したプレミアムスタッドレスタイヤとして発売されました。
氷上性能、静粛性、耐久性能、低燃費性能などすべての項目において、最高得点を獲得した新モデルです。
主な特徴
氷上ブレーキ性能
ブリヂストンタイヤが、メーカー独自で氷上ブレーキ性能を試験した結果が上記の画像になります。
従来品のブリザックVRXに比べ、制動力が向上しています。
氷上コーナリング性能
こちらが、氷上でのコーナリング性能を試験した結果になります。
コーナリング性能についての従来品のブリザックVRXに比べ、膨らまず曲がることが可能となっていることが分かります。
アクティブ発泡ゴム2
ブリザックVRX2には、新開発されたアクティブ発泡ゴム2を使用しています。
アクティブ発泡ゴム2を使用したことにより、従来素材のアクティブ発泡ゴムよりも、氷上ブレーキ性能が10%向上、水膜除去効果の向上、路面への接地性能およびグリップ力が向上されました。
新非対称パタン
ブリザックVRX2には、非対称パタン構造が進化し、新非対称パタン構造が採用されており、グリップ力、接地面積を最大限に引き出すことが可能となった造りになっています。
新開発のWシェイプブロックを採用することにより、路面へのひっかく力、捕らえる力のバランスが向上しています。
従来品から採用されているマルチアングルグルーブを引き続き採用することで、積雪路面でもしっかりと停止できるグリップ力を発揮するようになっています。
静粛性能
アクティブ発泡ゴム2とマルチアングルグルーブを採用することで、静粛性能が1.6デシベル低減でき、室内がより静かな環境になります。
耐摩耗性能
従来品のブリザックVRXからパタン形状を変更することにより、スタッドレスタイヤの弱点でもある耐摩耗性能が22%向上されています。
非対称サイド形状
ブリザックVRXにも採用されている非対称サイド形状を引き続き採用することにより、快適な乗り心地を実現しています。
ブリザックのシェア率
ブリザックのシャア率ですが、豪雪地域の北海道の一般装着率の45.8%が使用しており、タクシー装着率は、73.3%と圧倒的なシェア率となっています。
これだけの装着率を達成するブリザックは、スタッドレスタイヤナンバー1の位置づけです。
※一般装着率は、3299台中、1511台ブリザックを装着していた結果
※タクシー装着率は、1063台中、779台ブリザックを装着していた結果
まとめ
ブリザックVRXとブリザックVRX2を比較した結果、安全性能など飛躍的に進化しており、最新モデルのVRX2が最適と考えます。
しかしながら、あまり雪道や凍結路面を走行する機会がない方であれば、従来品のブリザックVRXでも問題ないと思います。
やはり気になるのがコスト面ですね。
最新モデルはやはり値段が高いですが、従来品であれば製造年月日が昨年モデルなどもあるためコスパに優れています。
個人的な見解ですので、この記事を参考に購入を検討されている方が1番と思われるものを選んで頂けたら幸いです。
当サイトに起こし頂いた方で情報をお持ちの方は、コメントして頂けると嬉しいです。
また色々な意見交換の場として有効活用して頂いても構いません。
あわせて読みたいスタッドレスタイヤに関する記事はこちら
冬シーズン到来!スタッドレスタイヤはブリザック派?アイスガード派?
コメント