■「FMC並みのマイチェン」で文句のつけようがないスキのなさ
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レクサスISが大規模なマイナーチェンジを行ったと聞き、さっそく試乗してみることにした。
このISというクルマ、2013年に登場し、今年で8年目となるロングセラーモデル。普通ならそろそろフルモデルチェンジ(FMC)してもおかしくないタイミングだが、レクサスは大胆にもマイナーチェンジ(MC)という選択をした。それだけに、今回の変更点は「FMC級」と言われるほど手が加えられているらしい。
乗り込んでみると、まず感じるのは「スキのなさ」だ。ドライビングポジション、シートのホールド感、ステアリングの剛性感——どれを取っても抜かりがない。すべてがしっかりしていて、雑味がない。
姑もうならせる完璧な「できた嫁」
たとえるなら、どんなにうるさい姑も文句をつけられない完璧な嫁。掃除は行き届いている、料理の腕も一級品、人柄も良い。そんな「できた嫁」にケチをつけられる人がいるだろうか? いや、いない。
エンジンは2.0L直4ターボ(245ps/35.7kgm)。他に3.5L V6と2.5Lハイブリッドがあるが、価格を考えればこの2.0Lターボがベストバランスだろう。
…とはいえ、「安い」といっても車両本体価格は535万円。試乗車にはオプション90万7500円分が装着され、625万7500円。この「できた嫁」、なかなかのお金がかかる(笑)。
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