メルセデス「ビジョンV」とは?—“Vクラス”を超えたラグジュアリーバン
「ビジョンV」は、メルセデスが開発中の次世代EV専用プラットフォーム「VAN.EA」をベースとするコンセプトモデル。
ただの次期Vクラスではなく、完全に“ラグジュアリーリムジン”として再定義されたバンタイプEVだ。
JMS2025のメルセデスブース担当者によると、今後このプラットフォームを用いて、2026年以降に複数の高級EVバンを展開予定。
つまり「ビジョンV」はその先駆けであり、“新時代のショーファーカー”の未来像といえる。
まるで「動く映画館」!驚異の車内装備
メルセデス「ビジョンV」のキャビンは、4人乗りの完全ラグジュアリー仕様。
後席には65インチの大型ディスプレイ、そして42個のスピーカーを搭載。
この組み合わせにより、走るたびに映画館のような臨場感を味わえる。
さらに、フルフラットリクライニング機能付きのリアシート、アンビエントライト、プライバシーシェードなども装備予定。
このクルマが量産化されれば、もはや「移動」ではなく「滞在」そのものが目的になるだろう。
【比較表】ビジョンV vs レクサスLM500h EXECUTIVE
| 比較項目 | メルセデス・ベンツ ビジョンV | レクサス LM500h EXECUTIVE |
|---|---|---|
| 駆動方式 | EV(VAN.EAプラットフォーム) | ハイブリッド(2.4Lターボ+電動モーター) |
| 乗車定員 | 4名(ショーファーカー仕様) | 4名(エグゼクティブ仕様) |
| ディスプレイサイズ | 65インチ | 48インチ |
| スピーカー数 | 42基 | マークレビンソン 23基 |
| 後席装備 | フルリクライニング/マッサージ/照度制御 | リラクゼーションシート/電動オットマン |
| 車両価格(参考) | 未定(推定2500万円前後) | 2010万円(税込) |
| 発売時期 | 2026年以降(欧州予定) | 発売中(2023年〜) |
| コンセプト | 「走るリムジン」「EVショーファー」 | 「至高の移動空間」 |
高級ミニバン=VIP専用車の時代に突入
これまで“高級ミニバン”といえば、実用性と上質さを両立した「家族車」のイメージが強かった。
しかし、LMやビジョンVの登場で、その概念は完全に覆った。
もはや高級ミニバンは「VIP専用車」「移動する書斎・ラウンジ」へと進化している。
メルセデスのビジョンVは、その極致を体現。
レクサスLMが日本国内で圧倒的な存在感を放つ今、
メルセデスが本気で「超高級EVバン」を導入すれば、市場構造そのものが塗り替えられるかもしれない。
EV化の波と共に進む“ラグジュアリーバン”の未来
メルセデスは「EQシリーズ」で培ったEVノウハウを、次はバンへと展開。
航続距離や静粛性、ゼロエミッション性能だけでなく、**“乗る人の価値を高めるクルマ”**としての魅力を追求している。
一方、レクサスLMは日本のラグジュアリーニーズを熟知したブランドとして、「おもてなし空間」の完成度が抜群。
この2台が直接対決する未来は、まさに“クルマ界のロールスロイスvsメイバッハ”に匹敵する。
まとめ:LMの牙城を崩すのは「ビジョンV」か?

現時点ではコンセプトモデルながら、「ビジョンV」が示す方向性は明確。
EV時代のショーファーカーとして、レクサスLMの独走を止める可能性を秘めている。
日本市場への導入は未定だが、
もし登場すれば、超富裕層・経営者・ハイヤー市場を中心に確実に注目を集めるだろう。
2026年、ミニバンの概念が変わる——その主役が「ビジョンV」になるのかもしれない。
▼メルセデス・ベンツ公式サイト
👉 https://www.mercedes-benz.co.jp/
▼レクサスLM公式サイト
👉 https://lexus.jp/models/lm/



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