■ そもそも「型式別料率クラス」とは?

事故率や修理費用などのリスクに応じて、車種ごとに保険料を決める仕組み です。
事故の多い車種や修理費用が高い車種は保険料が高くなり、逆に事故率が低い車種は安くなります。
これまでは 「1~3」の3段階 だったものが、2025年から 「1~7」の7段階 になりました。
これにより、より細かくリスクに応じた保険料が設定されるようになったのです。
■ 「値上がり・値下がり」したクルマの具体例

🚗 N-BOX(ホンダ)
・従来:全項目「クラス2」
・新制度:全項目「クラス4」
➡ 実質的に変わらず(単なる基準変更)
🚗 コペン(ダイハツ)
・従来:全項目「クラス1」
・新制度:「対物・人身傷害=クラス3、その他はクラス1」
➡ 対物・人身傷害はやや増、その他は据え置き(影響は少なめ)
🚙 ジムニー(スズキ)
・従来:「対人2、対物1、人身傷害1、車両保険1」
・新制度:「対人4、対物2、人身傷害1、車両保険1」
➡ 対人・対物は少し上昇も、他は据え置き(保険料はあまり変わらず)
⚡ サクラ(日産・電気自動車)
・従来:「対人2、対物3、人身傷害2、車両保険3」
・新制度:「対人5、対物5、人身傷害4、車両保険7」
➡ 車両保険クラスが最高ランクに!(保険料は大幅に上昇)
■ 実際の保険料の変化は?
大手損保の「東京海上日動」によると、
- 従来の「クラス3」 → 新「クラス7」 の場合、保険料は 約1.7倍
- 新「クラス1」 の車種は 従来より約18%安くなる
➡ つまり、 「型式ごとの事故率」によって保険料がより公平になった と言えます。
■ まとめ
✅ 軽自動車の「型式別料率クラス」が 3段階→7段階 へ細分化!
✅ 全体的に保険料が上がったわけではない(むしろ下がった車種もある)
✅ EV車(サクラなど)や高額修理が必要な車は保険料UPの傾向
✅ リスクが低い車種(ジムニーなど)はむしろ安くなるケースも
「なんでこんなに保険料が変わったの?」と思った方は、車の型式ごとの料率クラスをチェックしてみよう!
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