暗電流の正体と目安
現代の車の暗電流の目安は、以下の通りです。
- 通常の暗電流:10~30mA(0.24~0.72Ah/日)
※これ以上の暗電流がある場合、異常の可能性が高いです。
主な暗電流の発生源:
- キーレスエントリー:約10mA
- ドライブレコーダー:約10mA
- セキュリティシステム:12mA前後
- ターボタイマー(古いもの):20mA
- 追加メーターや他の後付け電装品:機器によって暗電流が多い場合あり
これらが積み重なると、バッテリー上がりを引き起こすリスクが高まります。
暗電流によるバッテリー上がりを防ぐ方法
- 定期的に車を動かす
3週間に1度、30~60分程度車を走らせ、オルタネーターでバッテリーを充電しましょう。 - バッテリーの定期交換
バッテリーは消耗品です。使用期間が3~4年を超えた場合は、早めに交換を検討しましょう。 - 後付け電装品を見直す
- 後付けの電装品が暗電流を増やしている場合があります。特に古い電装品や取り付け配線が適切でないものは要注意です。
- 整備工場での暗電流チェック
専用のテスターで暗電流の数値を測定してもらうのが安心です。「異常値」が確認された場合、原因を突き止めてもらいましょう。
暗電流放置のリスク
- バッテリー上がり
車が動かなくなるだけでなく、緊急時に困る原因となります。 - 車両火災
暗電流が過剰になると「漏電」のリスクが高まり、最悪の場合、火災につながる可能性があります。
万が一の時のツール
「おかしいな」と思ったら迷わずプロへ!
バッテリーが頻繁に上がる場合、単なる老朽化ではなく、電装品の異常が原因の可能性があります。早めに整備工場へ相談し、適切な点検と対処を行いましょう。
電気は目に見えない厄介なものですが、適切な管理と点検でトラブルを未然に防ぐことができます。安心して冬のドライブを楽しむためにも、しっかりとした準備を心がけましょう!
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