1. シート
フリード
- 2列目: 6人乗り仕様のキャプテンシートと7人乗り仕様のベンチシートを選択可能。キャプテンシートはパーソナル感が高く、車内移動がしやすい。
- 3列目: 座面の薄型化と軽量化により、格納操作が容易。格納時もリアクォーターウインドウを遮らず、視界が確保される。
- 座り心地: クッションが分厚く、1~3列全てでソファ的な快適さを提供。
シエンタ
- 2列目: 7人乗り仕様のみでベンチシート。硬めの座り心地で、長時間の快適性はフリードに劣る。
- 3列目: 座面幅が狭く、格納方法は複雑で手間がかかる。ただし、1人で座る場合は立ち上がりやすい構造。
総評: フリードが快適性とシートレイアウトで優位。
2. 荷室
フリード
- 3列シート使用時: 開口部地上高460mm、フロア奥行240mmと低く使いやすい。
- 3列シート格納時: 奥行き990mm、左右幅930~970mmと広く、荷室スペースがフレキシブル。
- 2列シート仕様(クロスター): ユーティリティボード標準装備。フロア長が最大1840mmとなり、車中泊に最適。
シエンタ
- 3列シート使用時: 開口部地上高505mm、フロア奥行310mmで荷室容量はフリードに劣る。
- 3列シート格納時: 奥行き860mmでフリードより短い。
- 2列シート仕様: ユーティリティボードはオプション扱いで、車中泊や荷物積載の利便性ではフリードに一歩譲る。
総評: 荷室のフレキシビリティや車中泊のしやすさからフリードが勝る。
3. 走り
フリード
- エンジン: 4気筒1.5L、ハイブリッド(e:HEV)はモーター出力が高く、滑らかで静粛性が優れる。
- 走行性能: 電子パーキングブレーキとオートブレーキホールドが全車標準装備。ACC(アダプティブクルーズコントロール)の停止保持機能が便利。
シエンタ
- エンジン: 3気筒1.5Lで燃費性能は優秀。EV走行時の粘り強さも特筆すべき。
- 走行性能: プロアクティブドライビングアシスト(PDA)により、市街地での安全性を確保。ただし、足踏み式サイドブレーキの採用で利便性は劣る。
総評: 高速走行や静粛性を重視するならフリード、市街地走行の安心感を求めるならシエンタ。
4. 燃費
フリード
- ハイブリッド: WLTCモード25.6km/L(6人乗り)。
- ガソリン車: WLTCモード16.5km/L。
シエンタ
- ハイブリッド: WLTCモード28.5km/L(7人乗り)。
- ガソリン車: WLTCモード18.3km/L。
総評: 燃費性能ではシエンタがややリード。
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