アルファード＆ヴェルファイア改良モデルで再燃する「乗り換えバブル」

改良モデルの注目ポイント

1. PHEVモデルの追加
   現在のHEV（ハイブリッド）モデルに加え、トヨタの最新技術を取り入れた プラグインハイブリッド車（PHEV） が新たに登場します。これは高い環境性能を求めるユーザーのニーズを満たすと同時に、新しい層の取り込みを狙っています。
2. 新グレード「X」の登場
   現行の「Z」グレードよりもお得な価格設定となる「X」グレードが追加されます。これにより、特にガソリンモデルからHEVへの乗り換えを検討しているユーザーにとって、選択肢が広がります。

中古車市場での影響：乗り換えバブル再燃

• 現行アルファードの中古車価格は、新車価格を上回るケースが続出しています。例えば：
  • Zグレード（HEV）：新車価格620万円 → 中古車価格975万円（走行9000km）。
  • エグゼクティブラウンジ（4WD）：新車価格872万円 → 中古車価格1150万円（走行5000km）。
• 高値の背景
  • 現行モデルの新規受注停止で新車供給が限られている。
  • 再販価値の高さが広く認知され、需要が増加。

ディーラーでの販売条件：転売対策

新型モデルの予約受付が進む中、ディーラー各社は転売防止のため独自の販売条件を設けています。

主な販売条件例

1. 残価設定ローンのみ対応
   現金一括払いを避けることで、転売リスクを軽減。
2. メンテナンスパック加入
   一定期間ディーラーとの関係を維持させる狙い。
3. 下取り車の転売禁止
   新車購入後に旧車を自由に売却できない条件を付け、再販目的の購入を抑制。