レクサスLXが「ゲームボーイ」で盗まれた！新手口に驚愕するオーナーの訴え

リレーアタック防止のために、クルマのキーは金属製の箱に入れていましたし、CANインベーダー対策もディーラーで行いました。さらに自宅には防犯カメラも設置して、万全の体制を整えていたつもりでした。しかし、それでも盗まれてしまったんです。

犯人は、防犯カメラにスプレーを塗って目隠しした後、車のキー情報を「ゲームボーイ」と呼ばれる機械で盗みました。これは、本来クルマのスマートキーが故障したり紛失した際に使われるツールですが、これを使って車体からキー情報をコピーし、エンジンを始動させたんです。

「ゲームボーイ」はブルガリアの企業が開発したもので、日本円で約350万円で販売されていると聞きました。これが悪用され、車両盗難に使われているんです。もともとは正当な目的で使われるべきものが、今では犯罪のツールになってしまいました。

そうですね、やはりカーセキュリティシステムを強化する必要があると感じています。クリフォードやパンテーラ、イグラといったセキュリティシステムが有効だと言われていますが、それらを装着するには費用もかかりますし、今は品薄で装着までに半年ほどかかることもあるそうです。

はい。自動車メーカーにも、さらにセキュリティに力を入れてほしいと願っています。また、ユーザーとしてもガレージに車を保管したり、ほかの車で出入り口を塞ぐなどの自衛策を講じる必要があると感じました。

私のような被害者がこれ以上増えないように、社会全体でのセキュリティ対策が進んでほしいです。そして、車の盗難に対する法的な厳罰化も必要だと思います。今回の事件を通じて、私自身も多くを学びましたが、同じような被害に遭う人が減ることを願っています。