初代クラウン
まずは初代クラウンから聞いてみたいです。輸出もされていたんですよね?
はい、初代クラウンは1950年代にアメリカへ輸出されていたんです。でも、結果は散々でした。耐久性や性能がアメリカ市場には合わず、日本車の課題が浮き彫りになったんですね。しかし、それが日本車の国際的な挑戦の第一歩だったんです。
クラウンエイト
なるほど、その失敗が今の日本車の礎になったんですね。では、次にクラウンエイトについて教えてください。
クラウンエイトは、2代目で登場した国産乗用車初のV8エンジン搭載モデルです。2.6LのV8エンジンを積んで、全幅も広がり、VIPカーとしての地位を確立しました。これが後のセンチュリーに繋がる重要なモデルなんです。
クラウンがセンチュリーに繋がるなんて驚きです。他にはどんな変わり種があったんでしょうか?
クラウンピックアップ
次に紹介するのは3代目のクラウンピックアップです。今見ると冗談のようですが、2ドア1列シートの3人乗りや、2列シートの6人乗り仕様のピックアップトラックが存在していました。これはまさに変わり種ですね。
ピックアップトラックのクラウンがあったとは!本当に多様なモデルがあったんですね。他にも興味深いモデルがあれば教えてください。
11代目クラウン
11代目クラウンには、エステートという12年ぶりの新型ワゴンも登場しました。また、クラウン初のハイブリッドモデル、マイルドハイブリッドもこの世代に登場しました。これは現在のスズキのISGに近い超簡易型のハイブリッドシステムで、エアコンがエンジン停止中でも使えるという利点がありました。
クラウンがハイブリッドを導入したのは意外ですね。最近のクラウンのイメージはスポーティーなものですが、そのルーツはどこにあるんですか?
クラウンアスリートV
それも11代目クラウンに由来しています。アスリートVというモデルが登場し、スポーツセダンとしてのキャラクターが強まりました。このアスリートVは2.5L直6ターボを搭載し、後期型では300psエンジンを搭載したアスリートVXも設定されました。
アスリートが登場したのはそんなに昔のことだったんですね。では、他にも特筆すべきモデルがあれば教えてください。
13代目クラウン
13代目クラウンには、360psの3.5L V6スーパーチャージャーを搭載した『アスリート+Mスーパーチャージャー』というモデルがありました。このモデルはサスペンションも強化され、価格は約640万円と、それほど高くなかったんです。
なるほど!クラウンの歴史には、保守的なイメージとは裏腹に、数多くの挑戦と革新が詰まっているんですね。今後のクラウンもますます楽しみです!
そうですね。クラウンはトヨタにとって重要な存在であり、今後も新しい技術や変わり種のモデルが登場することでしょう。注目していきたいですね!
まとめ
クラウンの歴史には、奇抜で意外なモデルが数多く存在します。初代の米国輸出モデルや国産初のV8エンジンを搭載したクラウンエイト、ピックアップトラック仕様のクラウンピックアップなど、そのバリエーションは多彩です。クラウンはその時代ごとに新しい挑戦を続け、未来に向けて進化し続ける日本車の代表格です。
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