限定モデル「ホライゾン」の特徴
「ホライゾン」はジムニーの「コンフォート」トリムをベースにしており、5速MTを搭載しています。外装は「ミディアムグレー」の一色のみで、特別なボディキットが装着されています。以下の特徴があります:
- フロントグリルにスズキのロゴ
- フロントバンパーにアンダーガード
- サイドスカートセット「アドベンチャー」
- フレキシブルなマッドフラップ
- スペアタイヤカバー
- 取り外し可能なトレーラーヒッチ
ジムニーの歴史
スズキ・ジムニーは1970年に初代モデル「LJ10」として登場し、長い歴史を持っています。特に1978年に発売された「LJ80」は、世界109カ国で販売され、オフロード車のイメージを一新しました。特徴的な装備として、小型で軽量なボディ、切り替え可能な四輪駆動、ギアダウン機能付きのトランスファーケース、リアディファレンシャルロックなどがあります。これにより、狭い山道や森林での走行に優れていました。
「エルヨット」として親しまれたこのモデルは、ドイツでのオフロード車人気を高め、スズキを同国最大のオフロードブランドに押し上げました。以降、スズキは「サムライ」やジムニーなどのモデルを次々と投入し、オフロード車市場での地位を確立しました。
最新モデルのジムニー
2018年に登場した第4世代のジムニーは、軽量でコンパクトな設計を維持しつつ、最新の技術を取り入れています。車両重量は1090kgで、1.5リットルのガソリンエンジンを搭載し、102psの最大出力と130Nmの最大トルクを発揮します。堅牢なラダーフレームと前後のリジッドアクスルサスペンションを備え、四輪駆動システム「ALLGRIP PRO」により、あらゆる地形での走行を可能にしています。
また、2021年からは2シーターの商用車バージョンも提供されており、863リットルの荷室容量とフラットな荷台を持っています。
スズキの欧州向けジムニー生産終了に伴い、この特別限定車「ホライゾン」はジムニーファンにとって貴重な一台となることでしょう。
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