【ドラレコ】幅寄せ・急停車・クラクション連発…執拗な”あおり運転”で27歳の男逮捕!その危険なパターンと対策とは?

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ドラレコが捉えた「あおり運転」の一部始終

黒い車急ブレーキと急発進を繰り返し、バイクの進行を執拗に妨害する様子が映っています。この車にはナンバープレートが付いていません。運転手は窓から顔を出し、バイクの運転手に対して何かを叫び、バイクに幅寄せしました。バイクは危うく電柱にぶつかりそうになりながらも、なんとか黒い車を追い抜きました。しかし、黒い車はその後もクラクションを連発しました。

さらに、今度は猛スピードで撮影者の車に迫り、車間距離を詰めてきました。撮影者は「あ、私にも来る」「潰される、もうガチャンってなる」と感じたそうです。ナンバープレートを隠していても後で必ず発覚します。皆さんも安全運転を心掛けてくださいとコメントしています。

松田容疑者の逮捕

警察は和歌山市に住む会社員、松田拓容疑者(27)を道路交通法違反の疑いで逮捕しました。松田容疑者は「記憶はない。ただ、私がしたことだと思います」と容疑を一部否認しています。

あおり運転の種類

あおり運転には、以下の10種類があります。

  1. 通行区分違反: 対向車線からの接近や逆走
  2. 急ブレーキ禁止違反: 不要な急ブレーキ
  3. 車間距離不保持: 車間距離を詰めて接近
  4. 進路変更禁止違反: 急な進路変更や蛇行運転
  5. 追い越し違反: 左車線からの追い越しや無理な追い越し
  6. 減光等義務違反: 不必要な継続したハイビーム
  7. 警音器使用制限違反: 不必要な反復したクラクション
  8. 安全運転義務違反: 急な加減速や幅寄せ
  9. 最低速度違反: 高速道路などの本線車道での低速走行
  10. 高速自動車国道等駐停車違反: 高速道路などにおける駐停車

妨害運転の適用条件

松田容疑者は、道路交通法違反の妨害運転の疑いで逮捕されました。妨害運転には以下の2つの適用条件があります。

  1. 交通の危険のおそれ: あおり運転のケースで多く適用される
  2. 著しい交通の危険: 実際に交通事故が発生した場合や、高速道路で他の自動車を停止させた場合

松田容疑者の場合は、事故が発生していないため、「交通の危険のおそれ」が適用されます。罰則は最大で5年以下の懲役または100万円以下の罰金違反点数35点免許取り消し欠格期間3年)です。前科や累積点数がある場合、欠格期間が最大10年に延びます。

あおり運転に遭った場合の対策

調査によると、ドライバーの約7割があおり運転を経験しています。以下の対策を覚えておきましょう。

  1. 道を譲る: なるべく早く道を譲り、スピードを出さないようにします。
  2. 割り込まれたら速度を落として車間をキープ: 慌てずに速度を落とし、車間距離を確保。ブレーキと同時にハザードランプを点灯し、後方車に減速を知らせます。
  3. 追い回されたら人目のある場所に避難: サービスエリアやコンビニなど、人目のある場所に避難し、安全な場所で110番通報します。
  4. 相手が車を降りてきたら絶対に外に出ない: 窓やドアを開けずに、スマホで録画しながら警察を呼んだことを伝え、パトカーの到着を待ちます。

皆さん、安全運転を心掛けて、危険な運転から身を守りましょう。

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