フロンクスとは?
フロンクスは2023年1月、スズキがジムニー5ドアとともにインドで発表した小型SUVです。インドはスズキ・バレーノやホンダWR-Vなど多くの車種を日本に導入している戦略拠点です。フロンクスはインドのマルチスズキの高級チャンネル「NEXA」ブランドから発売されており、各国で高い評価を受けています。2023年から2024年にかけて、インドや南アフリカでカー・オブ・ザ・イヤーやデザイン・オブ・ザ・イヤーなど6つの賞を獲得しました。
フロンクスのボディサイズとデザイン
フロンクスのエクステリアは精悍なクーペSUVスタイルで、WR-Vやロッキー/ライズとは一線を画します。ティザーサイトで公開されたフロントとリアのショットからも、その迫力と流麗さがうかがえます。
ボディサイズは全長3995mm、全幅1760mm、全高1550mm、ホイールベース2520mmです。ロッキー/ライズとほぼ同じサイズで、WR-Vよりも全長が330mm、ホイールベースが130mm短いです。
エンジンと性能
インドでのフロンクスのエンジンラインナップは、1Lターボのマイルドハイブリッド(100ps)と1.2L自然吸気(90ps)の2種類です(天然ガス仕様を除く)。駆動方式はFFのみで、トランスミッションは1Lターボが5MTとパドルシフト付き6AT、1.2Lは5MTとAGS(オートギアシフト)です。日本仕様のエンジンについてはまだ不明ですが、エスクードの代替として1.5L以上のエンジン搭載も期待されます。
装備と価格
フロンクスはディスプレイオーディオ用の9インチ液晶、ヘッドアップディスプレイ、スマホのワイヤレス充電などの装備を搭載しています。また、スズキコネクトも搭載し、スマホやスマートウォッチ経由で多彩なサービスが利用可能です。
インドでの価格は、最廉価グレード(1.2Lの5MT)が約145万円、最上位グレード(1Lターボの6AT)が約248万円です。日本での価格は未定ですが、ロッキー/ライズと同程度の価格帯になると予想されます。ホンダWR-Vも手頃な価格設定をしていますので、スズキにも期待したいところです。
まとめ
スズキは今回のティザーサイトでフロンクスの正面と後ろの画像を公開し、7月中旬には第2弾の情報を公開する予定です。コンパクトSUV市場で、スズキの新たな挑戦が注目されています。WR-Vやロッキー/ライズを検討している方は、ぜひフロンクスもチェックしてみてください。
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