ダイハツ工業の認証試験不正問題により1月も国内全拠点で生産停止

認証試験不正問題

ダイハツ工業の認証試験不正問題が波紋を広げています。現在、同社は国内全拠点での生産停止を決定しました。この決定により、12月25日から国内の完成車工場すべてが1カ月以上の停止となり、現時点で生産再開の見通しは立っていません。認証試験の不正が発覚し、12月20日から国内外の工場で出荷が停止されており、不正が確認された国内工場では滋賀第2工場、京都工場、ダイハツ九州の工場が25日から、本社工場は26日から停止することが決まっています。

国土交通省の立入検査

国土交通省はこの問題を重く受け止め、21日からダイハツ本社に立ち入り検査を行い、事実関係の確認を進めています。同時に自動車技術総合機構と連携し、全ての現行生産車の基準適合性について検証を行い、結果を順次公表する計画です。調査結果によっては、リコール（回収・無償修理）や型式取り消しも検討されており、生産再開も調査結果に応じて行われる見通しです。

車両生産の一時停止

この状況において、ダイハツは車両生産の一時停止を選択し、国土交通省との協力のもとで問題の解決に向けた調査を進めています。現在、クルマの安全性や品質に関わる重要な点が検証されており、これらの結果は消費者や関係者に対し適切かつ迅速に公表される予定です。

ダイハツユーザーは？

このような状況下で、ダイハツはユーザーや自動車市場における信頼回復に向け、誠実かつ迅速な対応を心がけています。また、国土交通省との連携により、安全性や品質を最優先にした検証を行い、必要な措置を適切に講じる姿勢を示しています。

ダイハツの不正問題に関しては、進展が続いており、これからも公正かつ丁寧な調査が行われることが期待されています。企業としての責任を果たし、製品の信頼性を回復させるために、的確な対策が求められています。