新型プロトタイプがスクープ
MINIは、EV(電気自動車)ブランドへの移行を宣言しており、最新の3ドアハッチバックEV「クーパー・エレクトリック」を発表しましたが、ICE(内燃機関)搭載車種も今後もラインナップされる見通しです。この度、ICEを搭載する5ドアハッチバックの改良新型プロトタイプがスクープされました。
エクステリア
この改良新型プロトタイプは、従来のデザインを保ちつつ、クーパー・エレクトリックの最新デザイン要素を取り入れる方向性を示しています。
円形LEDヘッドライトや三角形のリアコンビネーションランプなど、新たなデザインが確認されています。現行の「F56」から新たに「F66」というコードネームが与えられ、多くの進化が期待されます。
インテリア
インテリアも大幅にアップデートされる見込みです。新しい電動ハッチバックと新型の『クロスオーバー』は、インストルメントクラスターを廃止し、よりシンプルなダッシュボードを採用しています。
スパイショットでは、ドライバーズディスプレイが廃止され、ヘッドアップディスプレイのみが露出していることが確認されました。右側には、ドライバーがほとんどの機能にアクセスできる9.4インチの中央OLED円形ディスプレイが配置されています。
プラットフォーム
今回の新型ICE搭載MINIのプラットフォームについては、EV向けの「FAAR」プラットフォームではなく、現行のUKL1プラットフォームを改良し継続採用する方針です。
パワートレイン
具体的なパワートレインの詳細はまだ公表されていませんが、エンジンのアップデートは小規模なものと予想されています。1.5リットル直列3気筒や2.0リットル直列4気筒などが搭載される可能性が高いです。
発売時期
MINI 5ドア改良新型のデビューは2024年前半に予定されており、EVが中国で生産されるのに対し、ICEの3ドアと5ドア、カブリオレは引き続き英国のオックスフォードで生産されます。
MINIブランドは日本市場でも依然として高い人気を誇っています。特に第3世代から導入された5ドアモデルはその実用性から多くの支持を得ています。今回のICEモデルの改良に加え、EVのクーパー・エレクトリックにも5ドアが設定される見込みであり、ブランド人気のさらなる向上が期待されます。
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