アウディ新型A５デビューか？
アウディは新たな展開を見せつつある欧州Dセグメントの主力モデル、『A4』の後継モデルを開発中です。そのステーションワゴン「アバント」の最新プロトタイプがついにカメラに捉えられました。
A5アバント?
2023年初め、アウディは次世代ラインアップに新しい命名法を導入することを発表しました。偶数番号のモデルは段階的にピュアエレクトリック（BEV）に移行する計画です。これに沿って、内燃機関を搭載するA4の後継モデルは「A5シリーズ」として新たな姿を披露することになりました。今回スクープされたプロトタイプは、次期『A5アバント』の一端を垣間見ることができます。
プロトタイプなのか？
開発は最終段階に差し掛かり、捉えられたプロトタイプはほぼフルヌードの状態です。大きくなった六角形のシングルフレームグリルが特に目を引きます。この変更により、フロントノーズがかなり低くなったように見えます。滑らかなラインとエッジの少ないデザインは、よりスポーティな印象を与えます。ボンネットの開口部よりも下に位置するヘッドライトも特筆されるポイントです。グリルの内部には大きなメッシュパターンが配置され、エンブレムが上から吊り下げられるような新しいデザインとなっています。20年にわたって拡大を続けてきたグリルの流れが逆転するようです。また、バンパーのコーナーには、垂直のエアインテークがあり、現行の『RS4』を彷彿とさせる立体的なものに仕上がっています。
側面は現行モデルと非常に似たシルエットを持っていますが、ドア下部セクションはさらに深く削られ、上部にはフラッシュマウントハンドルが装着されています。リアウィンドウは狭くなり、ルーフスポイラーが際立って見えます。また、LEDテールライトの一部が確認され、左右のライトが一直線につながるデザインになる模様です。
A5はPHEVではない？
このプロトタイプは内燃機関を搭載したモデルですが、充電口がなく排気口が備えられていることから、プラグインハイブリッド車（PHEV）ではないようです。新型A5のすべてのバージョンは、ボディ形状に関わらずガソリンエンジンを搭載するとされています。PHEVモデルも提供されますが、フルエレクトリック（BEV）仕様は「A4」として販売される予定です。
発売は・・・
新生A5のワールドプレミアは2024年以降になる見通しですが、現時点では伝統的なセダンのプロトタイプが確認されておらず、「スポーツバック」と「アバント」のみのラインアップになる可能性が高いと考えられています。
この先の情報に期待しつつ、アウディファンは新しいA5シリーズの登場を心待ちにしています。